「VIVANT」は、自衛隊の秘密部隊「別班(ぺっばん)」のメンバーである主人公・乃木憂助(のぎ・ゆうすけ)が、テロ組織「テント」に戦いを挑む愛の物語です。
最終回では、これまでの謎や伏線を回収し、物語は終局を迎えました。
最終回のラストでは、自ら逮捕されたベキ・ピヨ・バトラカが、ベキを裏切った公安の指揮官に復讐をしようとする衝撃展開がありました。
作品の概要
作品情報
- 放送局:TBS
- 放送期間:2023年7月3日~9月17日
- 主演:堺雅人
- 原作・脚本:福澤克雄
登場人物一覧
あらすじ
VIVANTとは一体…?
敵か味方か、味方か敵か――
遂に、冒険が始まる
「VIVANT」は、TBS日曜劇場で放送されたドラマです。
堺雅人、阿部寛、二階堂ふみ、松坂桃李、役所広司など豪華な俳優陣が出演しています。
物語は、大手総合商社に勤めるビジネスマンの乃木憂助(堺雅人)が中央アジアの企業に140億円の誤送金をしたことから始まります。
途中から、実は憂助が自衛隊の組織・別班のメンバーで、日本を標的にしているテロリスト組織・テントを追っていたことが明かされ、ドラマはがらりと様相を変えていきます。
さらに、テントのリーダー・ノゴーン・ベキ(役所広司)は、憂助の父で、世界情勢も、家族関係も、複雑すぎるほどもつれあって……
見どころ
伏線回収
「VIVANT」では、伏線回収が非常に上手く行われていました。
序盤から、さまざまな伏線が張り巡らされており、最終回に向けて、それらが一つ一つ回収されていく様は、非常に見ごたえがありました。
豪華俳優陣の共演
主演の堺雅人をはじめ、阿部寛、二階堂ふみ、松坂桃李、役所広司といった、日本を代表する豪華俳優陣が共演しています。それぞれの個性が光る演技が、ドラマを盛り上げています。
原作・演出を務める福澤克雄監督の力作
「半沢直樹」シリーズや「下町ロケット」シリーズなど、数々のヒットドラマを手掛けてきた福澤克雄監督が、原作・演出を務めています。福澤監督ならではの、緊張感あふれる展開と、心に残るメッセージが、ドラマの魅力を高めています。
具体的な見どころとしては、以下のようなものが挙げられます。
モンゴルの雄大な自然を活かした映像美
モンゴルの広大な草原や、荒涼とした砂漠など、雄大な自然を活かした映像美が、ドラマをより一層魅力的にしています。
最終回の解説
別班か?テントか?
「VIVANT」の最終回は、乃木(堺雅人)が別班を裏切っていなかったことが判明し、撃たれた別班員たちは急所を外されていて、日本で生きていたことが分かりました。
ベキ(役所広司)は乃木が別班を裏切っていないことを気づいていた。
そして仲間を殺していない乃木を受けいれ、政府にリークした裏切り者を突き止めるようお願いします。
その後乃木たちは、ノコルの親友・ゴビ(馬場徹)が裏切り者だと見抜きます。
そして日本政府を味方につけるため、公安の野崎(阿部寛)に協力を依頼しました。
それは同時に、ベキの逮捕とテントの解散も意味していました。
野崎やチンギスの活躍で、ノコルの会社はフローライト採掘の権利をバルカ政府に奪われませんでした。
ノコルは日本企業とも協力して採掘を進めることにしました。
そして、ベキ、バトラカ(林泰文)、ピヨ(吉原光夫)の3人が公安警察に引き渡されましたが、ベキたちは脱走し、上原家にたどり着きました。
ベキは、妻・明美(高梨臨)の「復讐して」と願ったことを忘れていなかった。
ベキは亡き妻の最期の願いをかなえるため、内閣官房副長官の上原(橋爪功)を拘束しました。
上原は元公安外事課課長で、かつて乃木家を見捨てるよう指示した指揮官でした。
しかし乃木が止めに入り、ベキ、バトラカ、ピヨを銃殺しました。
上原家は火事になり、乃木は「皇天親無く惟徳を是輔く」ということわざを告げ、「花を手向けるのはまだ先にするよ」と言い残しました。
野崎はベキたちの焼身自殺で今回の件を終わらせると上原に告げました。
伏線回収
ドラマの全10話には、多くの伏線がありました。
以下に、主な伏線と回収をまとめました。
伏線 | 回収 |
---|---|
海外誤送金の犯人は? | 第3話で太田梨歩が送金フォームのシステムを改ざんしたことが発覚。 |
アリのスマホ | 第5話で、乃木憂助がアリのスマホのデータを抜いた後にすり替えたことを明かしています。 |
VIVANTの本当の意味 | 第2話で、「別班」の意味だと判明します。 |
乃木のズボンの裾がめくれてる | 第5話で、野崎がザイールの爆発事件の映像データを修復し、乃木憂助がズボンの裾に拳銃を仕込んでいたことが判明しました。 |
ぶつかった男性は? | 第5話で、乃木にぶつかった男性はドラムでした。 |
別班は誰? | 第5話で、別班は乃木憂助が率いるチームであることが判明します。 |
日本に潜伏しているテントのモニターは? | 野崎の部下である、公安の新庄浩太郎(竜星 涼) |
VIVANTの裏話
役所広司の初登場シーンはクランクインだった
最終回で、ベキがモンゴルの広大な草原を眺めながら、仲間たちに別れを告げるシーンがあります。このシーンは、役所広司のクランクインだったそうです。
役所広司は、モンゴルロケの総合スケジュールを見て、このシーンから撮影になることを知っていたそうです。しかし、最終回でベキが登場する最初のシーンということで、緊張感があったとのことです。
続編の可能性は「あり」
最終回では、未回収の伏線がいくつか残されていました。これらの伏線は、続編を匂わせるものも多く、続編の制作を期待する声も多く上がっています。
ドラマの原作・演出を務めた福澤克雄監督は、続編については「まだ何も決まっていない」とコメントしています。しかし、ドラマのヒットを受けて、続編の制作を検討している可能性は十分にあるでしょう。
実際に、シーズン2が2025年の7月に放送されるのではないかという噂があります。
視聴者の声
「VIVANT」は、堺雅人さんを始めとする豪華な俳優陣が出演するアドベンチャードラマで、多彩な要素が詰まった、見応えのあるドラマとして話題になりました。
視聴者からは、「堺雅人さんの演技が素晴らしかった」「ストーリーが面白く、毎回楽しみにしていた」「伏線回収が見事だった」「最後まで飽きずに見ることができた」といった声が上がっています。
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